伊坂幸太郎『死神の精度』読了。


坦々と進むお話。
こういうオチがない話が最近好きだ。
オチがなくなった話はあまり好きじゃない。
この二つの間の溝は深くて広い。(笑)


伊坂らしい伏線はあるけれども、
物語としてのアップダウンが非常に小ぶり。
印象としてはロードムービーに近い感じかな。
何処にたどり着くかはそう大きな問題でなく、
その旅路で何があったかが重要なのです。
「旅路を死神」なんかまさにロードムービーですが。
死神さん良いキャラだなあ・・・。


これがどう映画化されるのか楽しみなような不安なような。
それよりすっかり忙しい昨今、
映画「アヒルと鴨のコインロッカー」が見に行けるかどうかが不安だワ。
映画も好きだけど、映画館で上映してる映画を見るのが好きなんだ!