母と『阿修羅展』に行ってきました。
17時半ごろでしたから、ほぼ待たずに入場できました。
その上、運良く阿修羅を一番前で鑑賞する事ができました!!
ああ、お久しぶりです阿修羅像。
初めて見たのは子供の時だったので、彼は大人に見えました。
今見ると、年下に見えます。


それにしてもガラスケースがないって凄いなあ・・・。
そこにいるお客さんの全員の集中が、阿修羅像に向かっているんです。
熱狂の中にいる阿修羅がまた超然としていて、
こういう視線や想いを1000年以上受け止め続けて、
彼は本当にカミサマ的なものになったのかもしれないと思いました。


と、同時に作者にも思いを馳せる訳で。
奈良時代に誰かが放った『こういうの、カッコ良くね?』に、
1300年時を隔てて『おう!超カッコ良い!!』と返事をする。
モノ作りが好きな身として、本当に幸せを感じる瞬間です。


ちなみに、阿修羅が置いてある手前の部屋に八部衆の像もありました。
これもまたカッコよく。(私としては乾闥婆のキャラも阿修羅に負けてないと思う。)
説明パネルを数えながら母が一言。
乾闥婆でしょ、迦楼羅でしょ、・・・・あら、八部衆なのに7人しかいないじゃない。」
母よ。今回のメインは誰だ。
八部衆は阿修羅を守るためにいるのではありません。(笑)