映画「K-20 怪人二十面相・伝」鑑賞。
怪人二十面相の罠にハマリ、二十面相に仕立て上げられてしまった!
本物の二十面相は誰だ!”
・・・・というお話。


TVの予告を見ただけで、二十面相の正体が判ってしまったのにはホント驚きました。
予想とかではなく。
誰だ!あの予告作ったの!あの絵使ったらバレるでショー!
「正体は誰だろう?ドキドキ。本命に見せかけて裏なのかな?」
・・・みたいなコトさせてくれよう。折角原作読んでないんだから!


映画は楽しかったです。
嗣麻子女史のセリフ回しは若干苦手ですが。
セリフを聞いて思い出しました。あ!「YASHA」の人だ!と。
物凄いツボを突いてくるんですけど、ドン引きも多い。
男性の使い方の趣味が似ていることによる同属嫌悪もありつつ、
まんまと打ち抜かれる私。(笑)
YASHA」の時も同じ事を思って、モジャモジャしながら
結局ワンクール全部見ましたからね。


アンニュイ以外の芝居がヘッポコな平吉兄ちゃん(あえて役名)はいっそ愛しいです。
それから、衣裳も見ているだけでテンションが上がりました。
明智センセーが着ていたモーニングがベルベットだった!
すっげ!作成した人すっげ!!!あんな難しい布を!
でも衣裳全体的には、あともう一歩のシルエットでした。
腕周りや胴回りのパターンが古い気がするんだよな・・・。
・・・・わざとだろうか・・・。


小道具・美術のディテールは素晴らしい!!!悶える!
それにアクション。やっぱ人が本当にやってる絵って迫力ある!
エネルギーが慣性に従って流れていくのが美しいのナンノ!
なんだか人妻顔になった松。
カナタ君も相変わらずの生意気さが良い。


うん。凄い面白かったとは言わないが楽しかったし、映画館で見てよかった。
特典映像にメイキングとかが入っていれば、DVDも買っちゃうんだろうな〜。