ガリレオの苦悩」読了。


ああああああ。
湯川が福山にしか見えない。(笑)
おかしいなあ。内海はコウに見えないのに。
まあ男性作家が女性を書くと好みが大きく反映するしな・・・。
でも湯川のキャラは絶対変わったヨ!
東野さん、福山のイメージを吸収しちゃったんだなあ。
役者としても嬉しいだろうけど、作家としても嬉しいコトだと思う。
自分の作品をそれだけ遊んでもらったんならね。


最後の『攪乱す』(みだす)が一番好きかな。
古今東西問わず、“探偵への挑戦状”系はやっぱり盛り上がる。
探偵の持つヒーローな部分が引き立ちますからね。
最後のオチは読者サービス的で。しっかりサービスしてもらいました!
意外に湯川ってちっちゃい男で好きよ。


トップオブザ理系探偵は犀川先生だと思っておりますから、
それに比べると湯川は変人度が足りない。
容疑者Xの献身」でだって、犯人を疑うきっかけは
“あいつはそういう事を言う人間ではなかった”っていう
友人のキャラクターへの信頼が元になっていた訳だし。
意外に普通な人だと思う。そういう信頼の仕方をする位には。
なのに理系人間の理想行動をしようとするから愛しい。


同時刊行の「聖女の救済」は兄貴の読了を待っているところ。
その間に海堂さんを読む予定。