『シャイニング』鑑賞。


兄貴から「この映画ぐらいは見とけ!」と
DVDを押し付けられたので見る。
私の周りの人たちは、自分で見て面白かったものをお勧めしてくれます。
大変ありがたいです。
いい作品を効率的に見れます。


世界で一番美しいホラーだそうです。
確かに非常に美しい画面でした。
ホテル内のオレンジの柱がアクセントになって素敵。
衣裳そのものが差し色になっているし。
薄い水色の衣裳に真っ赤な血っていうのが、
怖いと思う前に綺麗〜と思ってしまいます。
美しいバランスで画面がおさまると、
血みどろの絵でも現実感がなくなるな。元々ないんだけど。


キューブリックは『2001年宇宙の旅』を最初に見た時以来、
「素晴らしい才能を持っているが電波な人」という印象を持っていたが、
この映画はホラーだけあって、判りやすかった。
じわりじわりと恐怖を感じる作りは素晴らしいです。
さも平気だったかのように書いていますが、
実際見たときは、毛布二枚を体に巻きつけて見ていましたよ。
背中や首が無防備なことに耐えられない。(笑)
まず無駄に広い空間が怖い。スカスカしているのが嫌な感じ。
チキチキ煽ってくる音楽が怖い。
低いカメラワークが怖い。
人の顔の撮り方が怖い。
ていうかジャック・ニコルソンがやりすぎで怖い。
これぞホラーです。正に名作。


どうでもいいが、超能力の設定は必要だったのか。