海堂尊「チーム・バチスタの栄光」読了。
家族で読んでいないのが自分だけだったのだが、
ドラマが始まり、家族の原作ファン故のテンションに着いて行けず、
慌てて兄貴から借りて読みました。


色々あるけど面白かった!
最初の伏線で、犯人はこいつかな?と思ったのですが、
あまりに典型的な性格をしているので、ミスリードを疑い、
そうこうしている内に新事実が判明し、
驚いている隙を突いて犯人が指名され、結局当初の予想通りだったけど、
そんなことすっかり忘れてター・・・ってな感じで
作者の筆力にすっかり踊らされました。(長文)
裏の裏は表だったんだよ。もしくは最初ッから裏じゃなかったのか。


犯人判明から逮捕あたりまで、とてもスリリングでした。
書き口に勢いがある作品って良いですね。
筆を重ねていく内に、文章の勢いが衰えてくることが多いから・・・。
勿論その分、別の場所が面白くなったりするんですが。


あ、あと、個人的な感想ですが、
名前からくるイメージとキャラの性格が見事にマッチして、
大変読みやすかったです。こういうの、本当に助かる。


これでドラマ話についていけるぞ!もとから原作ファンのフリができる!
白鳥がカッコよすぎる!と憤慨している母兄ですが、
ゴールデン枠のドラマで主役二人のビジュアルがどっちも冴えなかったら、それこそ嫌だ!(笑)
アルマーニ(便宜上)を着こなす白鳥でいいんです!
麻酔医氷室はかなり私のイメージ通り。
ていうか、ドラマならこうあって欲しい所に来た!
あと、病理医鳴海の大輔さんが、ちょっと良い・・・。
標準語のイントネーションが胡乱下なのが気になりますが(笑)、
大輔さんが持つ、あの黒い雰囲気にゾクっとします。
よぉーっし。ドラマは原作と犯人が違うようなので犯人あてじゃー。
いっそ一周まわって釈だったらホント笑う。