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映画『容疑者Xの献身』鑑賞。
原作既読者は全員思うであろう。
何故雪山。
石神が堤って、カッコよすぎないかと思ったけど、どうしてどうして。
見終わってみると、石神が堤で良かった!ありがとう!って感じです。
四色問題のイメージが画面いっぱいに広がっていくシーン。
石神の表情も加わって、一瞬涙腺が壊れました。
なんでか知らないですが、ざっぱーと涙が溢れてきましたよ。
あんな状況下での純粋な自由空間がなんだかもう・・・。
映像で見せれるが故に、書き飛ばし気味な展開が気持ち良い。
謎解きシーンは要らないんじゃん?と思ったくらいだ。(笑)
湯川が石神を疑うきっかけとなったシーンが
小説とは違ってしっかり印象的に撮られていたのが好き。
花岡靖子が石神宅を始めて訪れたシーンなんかは、
松雪の美しさと存在感のお陰で、凄い説得力になっていたし。
小説からいきなりこの映画を見たら、感想も違ったかもしれないけれど、
TVシリーズからの刷り込みも合って、
気持ち良くウヤムヤにされた感じがないではない。(笑)
時間の縛りがある映像作品において、
人物像の説明が端折れるって物凄いアドバンテージだよなぁ。
企画の勝利でしょう。
福山は相変わらずカッコいい服を着させてもらってました。
『ガリレオ』プロジェクトに観客として参加できて、楽しかったなぁ。