クルーズ!

もう夕方には日本に向けて旅立たねばならぬ日です。
朝、テンパりながらパッキング。(主に私が。)
前日、見事に何もせずに寝たからね・・・。


最終日はボスフォラス海峡のクルージングです。おお!貸切!
右手はアジア。左手はヨーロッパ!行く手には黒海
この地に沢山の戦いがあった理由が、まさにここにあるんです!
カモメが併走(飛)する中、アジアとヨーロッパを繋ぐ橋の下をくぐる。
髪がぐちゃぐちゃになるのも気にせずに、ずっと甲板におりました。


そしてイスタンブルの街が一望できるガラタ塔へ。
張り出しテラスが、外に向かって傾斜していて、ちょっと怖い。
景色はきれいだけど、あのモスクもこの街も、
眺めるより中に入って参加した方が素晴らしいと思う。
長い長い時間の間、ここはずーーーっと街をやっているんだなと実感しました。
古さと新しさがぐっちゃぐちゃになって、そこがすごく魅力的。
この街に住む人々が、少し羨ましい。


さあ、トルコ最後の御飯。最後のチャイ。
お昼はお魚の煮込み料理でした。美味しかった。
魚市場が近くにあるので、猫がいっぱい。
撫でていたら、地元の子供たちが集まってきました。
女の子は皆本当に美人さんです。これが大きくなるんだもんなあ・・・。


いよいよ空港が見えてきました。
仲良くなった運転手さんとは、お互いに言葉が不自由な分、
精一杯の感謝を込めて、ありがとうを伝え、
現地ガイドさんともガッチリ握手をして別れました。
また、が遠い国だと、しみじみ思う。


出国手続き後、最後のお買い物。余る時間。
そういや、と思い出す。パムッカレの温水プールで声をかけてきた男が言っていた。
「君たち、タルカンを知っているかい?何?知らないだと?!あのナイスなシンガーを!」
いかにもOh〜!(首フリ)みたいなリアクションをされたので、
じゃあそのCDを探すか、ということになりました。


どうやら本当に有名だったらしく、あっさりと見つけました。
しかし何枚も出ている上に、トルコ語なので、どれが最新かも判らない。
原田とCDを手に取って眺めていると(読めない)、突然横から英語で話しかけられる。
「ああ!タルカン!いいわよ!中でもこのCDがベスト!
この曲が一番いいわ!もう一枚お勧めするならコレよ!買うならこの2枚よ!」
・・・・・・的な事を言われたようである。しかも普通のお客さんから。


おお!本当に人気な人なんだな!と嬉しくなって
原田と一枚ずつ購入してきました。
家に帰って調べたら、トルコでは絶大な人気スターとのこと。
いやでも凄いなあ。外国人に対してお勧めさせてしまうアーティスト。
原田曰く、外国人がゴスペラーズのCDを見ていたら、絶対お勧めする。だそうです。
うーん。音楽は言葉と国境を軽く越える。


そうこうしている内に、お時間です。
さようならトルコ!素晴らしきトルコ!
また12時間かけて日本に帰りまーす。