映画「スウィーニー・トッド」鑑賞。


あっはっは!流石だな!ティム・バートン
この作りこんだ絵と、演出とのギャップが!
おかしくね?クライマックスの盛り上げ方おかしくね?
"普通ではない"のは"天才・奇才"とイコールなのかという
モジャモジャした場所にいるティムが大好きだ!


ジョニデが演じると、どんな男でも許せてしまうから不思議だ。
リバティーン」での伯爵が最たるもので、あれは
『俺ってこんな男なんだゼ!嫌だろう?酷いだろう?(でも好きって言って)』
・・・という話なのだが、ホント、ジョニデじゃなきゃ絶対許さんって思ったヨ。
決して知性は低くないのに、どうしようもなく馬鹿な男キャラは上手いよな〜。
情がうつってしまうのだよ。諦めを伴った情が。(笑)
(某TVで吾郎が「この(↑)二人は愛し合ってますよね。」と言ってのけていた。
あんたそんな一番の核心をサラリと!!)


丁寧に落とされた色調の中に、安っぽい赤で表現された血。
色味だけでお腹いっぱいになれます。
映画のコンセプトを更に引き立てる衣裳も素晴らしい。
オリジナルを越えた二次創作・・・という雰囲気が病みつきになる作品です。
(↑舞台のリメイクという意味ではなく。)
ティムの作品は、ストーリィではなく世界観を堪能するためにあるのだよ。