某雑誌で漫画化されたのをきっかけに、
小野不由美屍鬼」再読。4回目。


発売当初は下巻を一晩で読んだものだったけど、今回は丸一日かかった。
集中力の差だろうか。流石に10年前のようにはいかない。
ていうかニ段組ってサラサラ読めなくて苦手だよ。
(まあ、この本のこの極小フォントで一段組みは不可能だろうが・・。)
この本はあまりに厚くて、うつ伏せで読む際には普段のクッションでは高さが足りない。
いきおい無理な体勢で読んでいるので、腰を痛める。


それにしても何度読んでも怖ェ〜〜〜〜。
丑三つ時のケータイのバイブ音に半泣きになった。
人物描写が怖いんだヨ。そして哀しい。
なんでそんなに普通に愚かなんだ。
もうちょっと読者に対して都合良くいてくれてもいいじゃん、と思う。
いやまあ、そこが小野不由美の素晴らしさですが。
箱庭作りが本当に見事。その箱庭を更地にする潔さも見事。


漫画では夏野が主役だったようですが、
だとしたら少しお話に手を加えるのでしょうかね。
実はデビューした頃から好きだった漫画家さんなので、ちょっと嬉しい。
あんなメジャー誌で、たまに着いていけない事をやっているのが好きだった。(笑)
私としては、この人を捕まえて、原作通りにやったらむしろ驚いてしまうが。