映画『アヒルと鴨のコインロッカー』を見てきました。


この話のトリックをどうやって映像化するんだろうと思っていましたが・・・
多少ずっこい気はするけど、まあここら辺かなあ。
でもそれ以上に、原作の雰囲気を良く活かしている映画でした。
血を描いて、殺意を描いて、人の愚かさも描いて、
それでも明るくておしゃれなんです。
この悪意と爽やかさの絶妙なバランスが伊坂の良いところであり、
それをきちんと映像化した監督は素晴らしいと思います。
隅々まで優しい気配りが行き届いた映画でした。


そして河崎が!
原作を読んだ時はあまりの男前キャラに正直ちょっとピンときていなかった。
しかし!もんのすごい男前だった!!!
これはどの女も口説き落とせるよ!
エータは足が長いな!そしていい雰囲気だな!
私、彼を見直しました。これからも良い映画にたくさん出ればいいよ。
主人公の男の子も可笑しいんだ!あれはズルいよ。(笑)
女の子も強気でキュートだった!


いい作者といいキャストといいスタッフに恵まれて
この作品そのものに、お前は幸せモノだなと言ってやりたい。
ディランの近くで囁いている様で遠くから降ってくる様な歌声が
静かに静かに癒してくれる映画です。
全員に幸あれ。