青年団リンク、高山植物
「天(あま)の空ひとつに見える」観劇。


高校の同じ演劇仲間、鈴木智香子氏出演。
そんなに背が高くない方ですが、舞台では本当に存在感があります。
美人系のお顔の口から出る、方言での啖呵!かっこいい!


舞台場には土俵。女相撲のお話でした。
真面目に取り組んでいる人あり、不真面目な人あり。
ナイーブな問題にも、傷つく人あり、無神経に見える人あり。
ひとつひとつの事象に対して、
各人のスタンスがバラバラな事による不均衡が、
絶妙なバランスで存在しているのが凄いと思う。(一息)


いや、例えば、スポーツ漫画をとってみても、
そのスポーツに情熱を傾けている人達の視線から世界が描かれるから、
主人公の努力とか勝利とかに価値が出るわけで。
こう、今回の題材の女相撲で、
「週に一回、皆が集まってチャンコを食べる日〜*」
と思っている人から見たら
女相撲は神聖なもの!男には土俵にあがってほしくないわ!」
と真剣に主張する人はちょっとピエロっぽいわけで。
逆も然りなわけで。


それをどっちに寄せるわけでもなく、
淡々と書いていける力は、素直に感心いたします。
ものすごい客観のようで、実は強い主観のパッチワークな気がする。
また、それを表現できる役者さんたちも素晴らしい。


観劇後はバイトの飲み会でした。
今度誰か連れてこようかなと思うほどには
美味しいお店でした〜。