ホホホホホ。
Bunkamuraの薔薇空間に行って参りましたのよ。(優雅)


ルドゥーテの描く薔薇は、
植物図鑑のごとき細密さをもって、
さらに芸術性をも感じる素晴らしい絵でございますのよ。
現代にこんな絵が描ける方がいらっしゃって?
しかも、これ、銅板画ですのよ。
思わず、私の小鳩のような口(誤)も、ぱかりと開いてしまいますわ。


どんな気持ちをもって、一つの薔薇だけに向かい、
描いていったのか、興味を持ちましてよ?
切なくなるほどの真摯さが溢れておりましたわ。
人は、美しいものの側にそうでないものを置きたくなるもの。
一点の曇りもない美しさを信じていられる方は、
それこそが才能だと思わなくて?


薔薇の芳醇な香りに包まれて、
当世の忙しさを、ほんの少し忘却する事ができましたわ。
良い展示でしたわよ。