もの書き仲間とお食事。
やっぱりもの書き同士、何が楽しいって同じ轍を踏むところでしょう。
古今東西、老いも若きもモノを作る人間は
「これは赤かなあ?それとも右かなあ?」的な
まったく次元の違う二つの問題を同天秤で悩むのですよ。


お芝居の本なんかで言えば、
ストーリィの流れとキャラクターの感情の流れは
似て非なるものだと思う。
それでも盛り上げるためには、
この二つがシンクロしてた方が効果的だと皆判ってるから、
次元の違う二つを同時に考えることになる。
そうして前述のような悩みに突入するわけです。


その問題は一緒に考えちゃだめだぞ、と
大縄の外側にいる人が一声かけるだけで前進する気がする。
ので、言っている私。
だってそんなものはアドバイスですらないよ。
片付けるのをちょっと手伝ってるだけだよ。
それで進むのなら、それは紛れもなく本人の力だ。


でもまあ、これはあくまでテクニカルな話。
こんなの無くったって面白いものは面白いのだ。
悔しくて嬉しいことに。