恩田陸六番目の小夜子」読了。
ドラマ化された時に1.2回見てちょっと気になっていたタイトル。
大分違っていましたけど。


噂どおり、読後感は充実しているのに、
良く考えてみると補完されていない伏線がある。
でも雰囲気は好き。
秋のキャラクターが鮮やかでしたし。
しかしなんでしょうね、この全体的に漂う「ちょっと昔」スメル。(笑)


箱庭(=世界観)に不完全さがあるのですが、
キャラの強さがそれを補っている不思議なバランス。
妙に他の本も読みたくなる作家さんでした。